お坊さんの独り言当センターにご賛同いただいているご住職にお願いしている寄稿文です。日頃の生活に少し落ち着きを取り戻せる、そのような内容です。

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お葬式無料情報センター事務局

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お客様のご事情にあわせたお葬式の手順と注意すべきこと

生活保護を受けている方がお葬式を

生活保護を受けておられる方(被保護者)が肉親を喪った場合やその本人が死亡した場合に、所轄の各市町村にある保健福祉センターに申請すれば、費用負担なしで葬祭扶助を受けることができますが、注意すべき点もいくつかあります。


たとえば、申請者が被保護者と同じ場所に住民票がある場合には問題ありませんが、そうでない場合、葬祭扶助をどの市町村で行うのかという問題がでてきます。
もちろん、原則的には申請者の住民票のある場所での申請となりますが、市町村によっては柔軟な対応をしてくれるところもありますので、まず生活保護費を出してくれていた市町村に相談することが大切です。
葬祭扶助でのお葬式は、火葬を目的とした必要最低限の葬儀を前提としていますが、相談者の多くは葬祭扶助を利用して足りない分を補えば、一般のお葬式に近い形で祭壇を飾ったりするお葬式ができると思っておられるようです。


もちろん、葬祭扶助の範囲では、お花すらありませんので、費用負担をしてお花をお供えすることや供物を供えることは問題ありませんし、飲食に関しても同様です。
ですが、祭壇を飾ったりすると費用も高額になりますし、行政側の立場からすると、それだけの費用があるならその費用でお葬式を行ってください、となるわけです。
要するに、常識の範囲内で費用負担すれば問題ありませんし、たとえ扶助の範囲内で行ったとしても、工夫をすれば、きちんとしたお見送りができると思います。
手順については、

図

なお、葬儀の当事者に遺留金の存在が確認されたり、喪主が生活保護の対象外の場合には、葬祭扶助の適用から除外される場合がありますのでご注意下さい。